「やる気の出し方①」
勉強していると、やる気になれないときってありますよね。
やらないといけないと思うんだけど、どうしてもダラダラしてしまう時があるはずです。 そんな時は、どうしたらいいのでしょう。今回は、そんな時のことを考えてみましょう。
やる気の出し方には、基本的に二通りの方法があると思っています。
その一つは、「不安」になるということです。
「合格できなかったら、どうしよう」「落ちたら、どうしよう」と不安になることが、大切です。
「不安」は、私たちが必死になって勉強する原動力になっています。
現代の若者は、しっかりと「不安」にならないから勉強しない、といわれています。
どういう事かと言いますと、不安になるには、自分の進路をしっかり考えている必要があります。
そして、志望校が決まったら、どうしても志望校へ行きたいと思うでしょう。
だからこそ、合格するために勉強するし、不合格を避けるために必死になるのです。
つまり、不安になるというのは、「勉強しないと不合格になる」ということを自覚しているからこそ生じる感情なのです。
ところが今の若者の中には、困難を避けるために面倒なことを考えないようにする傾向があるそうです。面倒なことを先送りして考えない。刹那的に、今さえよければいいという生き方です。
そして、どうしようもなくなると、パニックになったり、投げやりになったり。
ですから、「不安になる」ということは、大切な事なのです。
とかく、不安というとネガティブだとかマイナス思考と思われがちですが、将来を考えて最悪の事態を避けるというプラスの側面があります。
つまり、将来をしっかり見つめるからこそ、不安にもなるし、努力もするということなのです。
ただし、最悪の状態ばかり考えすぎると、不安が高まりすぎて勉強が手につかなくなることもありますので、ほどほどにしてくださいね。
特に、まじめな性格の人は、そうなりやすいので気を付けましょう。