劣等感の怖さ
劣等感って怖いなと思う。
自分から劣等感を持ちたいと思う人はいないが、親から比較されながら育つと、
どうしても劣等感が強くなってしまう。
親が比較するのは、優秀な子供になってほしいと思っているのかもしれないが、
比較された子供の方はたまらない。
優秀な子供と比較されて、ここが足りない、もっと頑張れと言われることは、たまったものじゃない。いかに自分がダメであるかを言われ続けることは、とてもつらい。
それでも親に好かれないことには生きていけない。だから、何とか頑張って親に好かれようとするが、そんな簡単に克服できることではない。
やがて、自己否定感が強くなって、頑張れなくなる。不登校になったりする子供にも、こんな生徒が多い。親の過大な期待は子供を苦しめる。
それに比べて、大したことができなくても愛される子供もいる。立派な成績を取れなくても、愛される子供もいる。そんな子供は幸せである。何より、自分を大事な人間だと思えるようになるから。自分を傷つけたりもしない。
子供にとって大事なことは、そのままであっても愛されるということである。反対に、何かができないと愛されないという子供もいる。そんな子供は、自分を大事にできない。うつ病になったり、自傷行為をしたりする子供も自分を大事にしない。
小さいときに、親から愛されることは大事である。特別に何かしなくても愛されることが大事である。
最近は、そんな子供が少なくなっている気がする。不幸な子供を作らないためにも、親の姿勢は大事である。