「面接のときに気を付けること」
面接を受けるときに何に注意すればいいのだろうか。
その要点を考えてみたい。
まず座ったら、背筋を伸ばして座ることである。面接となると、どうしても緊張する。
緊張すると、どうしても思っていることが話せなくなりやすい。それを解消するためにも、腰を立てて背筋を伸ばすことが大事である。腰を立てると、お腹まで空気が入りやすい。 そして、お腹に力も入りやすい。そのため、緊張してもお腹から声が出やすいので、思っていることを話せないということがない。
そして、まっすぐに前を向いて、視線を面接官の目あるいは、口元を見る。面接官の目を見るように言う人は多いが、目を合わせると緊張しやすい。ましてや、面接官の方が人数が多い。そんな中で面接官の目を無理に見ようとすると、余計な緊張を招きやすい。そんな人は、面接官の口元を見るようにすると緊張しないで済む。また、面接官を不快にさせることもない。
面接官の質問に対して答えるときに大事なことは、簡潔に答えることである。 センテンスが長いと、相手に伝わらないし、しゃべっている本人も何をしゃべっていたのかわからなくなる。わかりやすくしゃべるためには最初に結論を言い、その後で説明を加えるようにしたらいい。しかも、一つ一つのセンテンスをなるべく短くすることである。
さらに、大事なことは、自分の熱意が伝わるように心を込めて話すことである。というのも、間違えてはいけないと考えて、あらかじめしゃべることを考えておいて、それを棒読みするように話する受験生がいる。まるで手紙でも読んでいるかのように話すことは、相手に伝わらず、良い印象も与えられない。少々間違えてもいいので、自分の言葉で気持ちを込めて話すことが、相手の心を打つのではないだろうか。どうしても、この学校に入学したいという熱い思いを伝えることが大事である。それが伝われば、面接としては合格ではないだろうか。
その他、全般を通して礼儀正しく応対することは言うまでもない。いくら成績が良くても、生徒として規律ある集団生活を送れないと判断されると合格は望めないからだ。